日本で開催された歴代万博の一覧(6回)と、今後開催が決定している万博(1回)の紹介、
歴代万博来場者数ランキングをまとめています。

万博…万国博覧会
第1回の開催は、1851年の「第1回ロンドン万国博覧会」だよ
日本開催の万博一覧



まずはザッと一覧表でみてみよう
日本で開催された万博一覧表
開催年・通称 | 開催地 | 名称 | 英語 |
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1970年(昭和45年) 大阪万博 | 大阪府 | 日本万国博覧会 | Japan World Exposition Osaka 1970 Expo ’70 Osaka |
1975年(昭和50年) 沖縄海洋博 | 沖縄県 | 沖縄国際海洋博覧会 | International Ocean Exposition , Expo’75 Okinawa |
1985年(昭和60年) つくば博 | 茨城県 | 国際科学技術博覧会 | The International Exposition, Tsukuba, Japan, 1985 Tsukuba Expo ’85 |
1990年(平成2年) 花博 | 大阪府 | 国際花と緑の博覧会 | The International Garden and Greenery Exposition, Osaka, Japan, 1990 EXPO’90 |
2005年(平成17年) 愛・地球博 | 愛知県 | 日本国際博覧会 | The 2005 World Exposition, Aichi, Japan Expo 2005 Aichi, Japan |
2025年(令和7年) 大阪・関西万博 | 大阪府 | 日本国際博覧会 | Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan |
今後日本で開催が決定している万博
開催年・通称 | 開催地 | 名称 | 英語 |
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2027年(令和9年) 横浜花博 | 神奈川県 | 国際園芸博覧会 | GREEN×EXPO 2027 |
1970年 大阪万博(日本万国博覧会)
会場 | 大阪府吹田市 千里丘陵(現・万博記念公園) ▼大阪府 ▼吹田市 |
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開催期間 | 1970年(昭和45年)3月15日 – 9月13日 (183日間) |
参加国 | 77カ国・4国際機関・6州・3市・1政庁・日本国内1040団体 |
来場者数 | 約6422万人 前売り券は約1065万枚販売 (世界で開催された万博中、当時世界1位を記録 現在1位は2002年上海万博の7300万人) |
1851年、第1回国際博覧会(ロンドン)が開催されて以来、
日本はもちろん、アジアで初めての開催となった万博
テーマは「人類の進歩と調和」
岡本太郎氏の太陽の塔は、今でも大阪のシンボルの1つ
当時、特にアメリカ館とソ連館は宇宙関連の展示で大人気となっており、連日大行列
あまりの混雑ぶりに、テーマの「人類の進歩と調和」をもじって、「人類の辛抱と長蛇」と揶揄されたほど
その中でも、アポロ12号が持ち帰った「月の石」は、特に大きな目玉となりました
1975年 沖縄海洋博(沖縄国際海洋博覧会)
会場 | 沖縄県国頭郡本部町、海洋博公園 ▼沖縄県 ▼本部町 |
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開催期間 | 1975年(昭和50年)7月20日-1976年(昭和51年)1月18日 (183日間) |
参加国 | 47 (日本2・海外35・国際機関3・民間企業7) |
来場者数 | 約349万人 |
テーマは「海-その望ましい未来」
特別博としては、当時最大規模の博覧会(大阪万博は一般博(現・登録博))
海洋博の開催に向けて、県内の道路交通網やホテルなどの大規模開発も行われた
「海洋生物園」は、博覧会終了後から水族館として営業を続けていましたが、
老朽化により2002年に建物が建て替えられ、現在の美ら海水族館となりました
1985年 つくば博(国際科学技術博覧会)
会場 | 茨城県筑波研究学園都市(現・つくば市) ▼茨城県 ▼つくば市 |
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開催期間 | 1985年(昭和60年)3月17日 – 9月16日 (184日間) |
参加国 | 48ヵ国(日本を含む)・37の国際機関・28の民間企業・団体 |
来場者数 | 約2033万人 |
テーマは「人間・居住・環境と科学技術」
マスコットキャラクターは「コスモ星丸(ほしまる)」
宇宙やロボットなど、科学技術と未来を感じる博覧会となりました
また、郵政省(現在は総務省に統合)が行なった「ポストカプセル2001」というサービスが話題に。
科学万博郵便局内に設置した専用ポストへ投函した手紙(またはポストカプセル郵便であることを明記した手紙)が、
16年後の、21世紀最初の元日、2001年(平成13年)1月1日に届く、というもの
会場跡地は現在、筑波西部工業団地や、科学万博記念公園などになっています
1990年 大阪花博(国際花と緑の博覧会)
会場 | 鶴見緑地(大阪府大阪市鶴見区と守口市に跨る) ▼大阪府 ▼大阪市 ▼鶴見区 |
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開催期間 | 1990年(平成2年)4月1日 – 9月30日 (183日間) |
参加国 | 83カ国・55の国際機関・212企業・団体 |
来場者数 | 約2313万人 |
来場者数は、特別博覧会史上最高を記録(’70大阪万博は一般博(現・登録博))
立ち乗りジェットコースター「風神雷神」の利用者数が230万人を記録したり、
パビリオンの中には、6時間待ちを記録するものもありました
テーマは「花と緑と人間生活のかかわりをとらえ 21世紀へ向けて潤いのある豊かな社会の創造をめざす」
マスコットキャラクターは「花ずきんちゃん」
花ずきんちゃんの声は、声優の林原めぐみさんが担当されました
今でも鶴見緑地駅のモザイク壁画やマンホールなどで、花ずきんちゃんをみることができます
愛・地球博(日本国際博覧会)
会場 | ・長久手会場 (愛知県愛知郡長久手町(現・長久手市)・豊田市にまたがる) ・瀬戸会場(瀬戸市) ▼愛知県 ▼長久手市 ▼豊田市 ▼瀬戸市 |
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開催期間 | 2005年(平成17年)3月25日 – 9月25日 (185日間) |
参加国 | 121カ国・4団体 |
来場者数 | 約2205万人 |
テーマは「自然の叡智(Nature’s Wisdom)」
人と自然がいかに共存していくか、というテーマを掲げ、環境万博を目指しました
21世紀最初の国際博覧会であり、
日本では、1970年の大阪万博以来となる大規模国際博覧会(旧・一般博、現・登録博)
公式キャラクターは「モリゾーとキッコロ」
瀬戸市の海上の森に住む「森の精」です
公式の略称は「モリコロ」
子供達を中心に絶大な人気を博し、キャラクター商品の売り上げは、
閉幕までに800億円、翌2006年2月末までに1000億円に達するなど、イベント用のキャラクターとしては、驚異の売上を記録
アニメや絵本、歌・CDも発売されています
また会場跡地は、モリコロパーク(愛・地球博公園)・ジブリパークとなっています
2025年 大阪・関西万博(日本国際博覧会)
会場 | 大阪府大阪市此花区の夢洲(ゆめしま) ▼大阪府 ▼大阪市 ▼此花区 |
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開催期間 | 2025年(令和7年)4月13日 – 10月13日 (184日間) |
参加国 | 158の国や地域・7つの国際機関 |
来場者数 | 未定(現在開催中・閉会後追記します♪) |
20年ぶりに日本で開催される万博
歴史上初・世界初の海上万博です
テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」
世界中の最新技術などが集まるのはもちろん、
ガンダムやモンスターハンターの登場するパビリオンや、万博会場内でポケモンGOのイベントが開催されるなど、日本を代表する作品も多数登場します
公式キャラクターは「ミャクミャク」
SNSなどでは「ミャクミャク様」とよばれがち
数多くのキャラクターや企業などとのコラボグッズ、アニメも登場しています
2027年 横浜花博(国際園芸博覧会)
会場 | 神奈川県横浜市上瀬谷通信施設跡地 ▼神奈川県 ▼横浜市 |
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開催期間 | 2027年(令和9年)3月19日-9月26日 (192日間) |
参加国 | 未定 |
来場者数 | 未定 |
テーマは「幸せを創る明日の風景(Scenery of the Future for Happiness)」
公式マスコットキャラクターは「トゥンクトゥンク」
公式アンバサダーは、俳優の芦田愛菜さん
開催までまだ先なこともあり、今後の最新情報が楽しみですね!
日本開催の歴代万博来場者数ランキング



現在開催中の大阪・関西万博と今後開催予定の横浜花博以外万博の、最終来場者数ランキングだよ
順位 | 開催年・万博名 | 来場者数 |
---|---|---|
1位 | 1970年(昭和45年) 大阪万博(日本万国博覧会) | 約6422万人 |
2位 | 1990年(平成2年) 大阪花博(国際花と緑の博覧会) | 約2313万人 |
3位 | 2005年(平成17年) 愛・地球博(日本国際博覧会) | 約2205万人 |
4位 | 1985年(昭和60年) つくば博(国際科学技術博覧会) | 約2033万人 |
5位 | 1975年(昭和50年) 沖縄海洋博(沖縄国際海洋博覧会) | 約349万人 |