
宮城県牡鹿郡女川町(おながわちょう)の名前の由来・情報をまとめたページです
もくじ
宮城県牡鹿郡女川町の名前の由来
- 主に2つの説がある
- 安倍貞任と「婦女子避難」の伝承
平安時代中期の前九年の役(または後三年)の際、豪族・安倍貞任が源氏方と戦った
その際、一族の婦女子(女性や子供)を、安全な避難場所として、現在の女川町の北西部・安野平(あのたいら)に避難させたという伝承がある
この安野平から流れ出る小川を、人々が「女たちを守った川」という意味合いで「女川」と呼ぶようになり、のちにその名が地名となったと伝えられている - 川の性質からきた語源説
音から漢字が当てられたと考え、「女」は必ずしも女性そのものを指さず、「お(小)・な(場所)・川」で「小さな土地を流れる川」という意味とみなす説もある
また、「おんかわ(隠川)」が転じて「おながわ」となり、「山に隠れて流れる川」を指すという解釈もある - 1889年(明治22年)の町村制施行時に、周辺の20余りの浜が合併して「女川村」となったことで、地域全体の名称として定着した
